視能訓練士科
Certified Orthoptist本校の目指す視能訓練士
眼科検査を通じて人々の健康に広く貢献できる視能訓練士を養成します
視能訓練士は眼科検査の専門職で50年以上の歴史を持つ国家資格です。近年活動分野が広がっており、病院・診療所眼科をはじめとしてロービジョン施設、医療関連企業など様々な場所で医療に貢献しています。
当校への求人
取得できる資格 / 称号
- 視能訓練士(国家試験受験資格)
卒業後の進路
- 病院、診療所眼科、リハビリテーション施設、企業、大学編入、大学院進学
視能訓練士科の特長
01座学、実習、国家試験対策など充実したカリキュラム

視能訓練科士設立18年の歴史
設立18年の歴史をもつ医療の名門校です。月曜から土曜まで午前9時から12時半までのカリキュラムで無駄なく無理なく資格取得を目指せます。

万全の国家試験対策
5年連続100%合格
徹底した問題演習により国家試験合格をサポートします。

高い就職率で地域医療に貢献
浦和専門学校視能訓練士科の卒業生は県内・県外を中心に活躍しています。求人も全国より多数寄せられています。
02ペンライト1本から最先端の機器まで、眼科検査技術を習得します
光干渉断層計(OCT)
眼球の網膜断層面を切ったりすることなく観察することは眼科医にとって長年の夢でした。それを実現したのがOCTと呼ばれる機械です。1996年に初期モデルが誕生して以来着実な進化を遂げ、現在では眼科医療に欠かせないものとなっています。


検影法
スキアスコープとも呼ばれ、ライトを用いて遠視や近視の程度(屈折値)を調べます。近年ではこれらは全て機械が全自動で行いますが(覗くと赤い家や気球が見える機器です)、機械に顎が乗らない乳幼児や、そもそも大きな機器を持ち込めない学校検診の場などで活躍しています。熟練者は全自動タイプよりも正確な値を測定できるとも言われています。


固視検査
網膜はカメラでいうフィルムに相当する部分で、およそ250μmの厚み(100μm=1万分の1メートル)があります。この薄い膜の中に数億個の細胞が集まっており、その中でも中心窩と呼ばれる1点のみが『見る』ことに関係しています。固視検査はビズスコープと呼ばれる機器を用いてこの中心窩の働きを検査します。


大型弱視鏡
1955年Anderson氏が来日した際、順天堂大学と京都府立医科大学に大型弱視鏡を寄贈したことから日本における斜視学がはじまったとされます。小児から大人まで、幅広い検査や訓練が可能な機器です。


超音波検査
妊婦のお腹の胎児を調べるのと同じ原理で、超音波を使って眼球内部を調べます。また、白内障の手術で重要になる目の長さ(眼軸)を測定する時にも使用されます。


電気生理検査
眼球は電気を帯びています。角膜(くろ目)の部分がプラス、後ろ(視神経)がマイナスです。乾電池を想像してみてください。眼球の電位はわずかなもので、とても乾電池の代わりにはなりませんが、そのわずかな電位を調べ、診断に役立てるのが電気生理検査です。角膜の上に電極を乗せるため、視能訓練士でも検査は緊張します。(実際は真っ暗な部屋で検査します)


ゴールドマン視野計
緑内障(りょくないしょう)は視野が徐々に欠けていく病気で、そのままにしておくと失明してしまいます。Goldmann視野計は緑内障を含めた視野の障害の早期発見・予防に役立っています。


HESS赤緑検査
眼球は6つの筋肉で動いています。交通事故や血管の詰まりなどで脳に障害を受けると目を自由に動かせなくなることがあります。HESS(ヘス)赤緑検査は動きの弱っている筋肉を見つけ出す検査です。壁に投影した光の格子が印象的な検査です。


斜視検査
両目で何かを見ている時に片方の目がまっすぐ向いていない状態を斜視と呼んでいます。斜視検査はプリズムを使って斜視の大きさやその種類などを調べます。視能訓練士が最も得意とする検査です。


色覚検査
数種類の検査を行うことで色覚異常の程度や型を診断します。


教育課程
基礎分野
- 科学的思考の基礎人間と生活
専門基礎分野
- 人体の構造と機能及び心身の発達
- 疾病の障害の成り立ち及び回復過程の促進
- 視覚機能の基礎と検査機器
- 保健医療福祉と視覚障害のリハビリテーション理念
専門基礎分野
- 基礎視能矯正学
- 視覚検査学
- 視能障害学
- 視能訓練学
- 臨地実習
03多彩な講師陣があなたを支える

大原 秀徳
Ohara Shutoku
視能訓練士科科長。
眼科学、視能学全般を担当。
10年以上のキャリアを生かして分かりやすく、
興味を持ってもらえる授業を心がけています。
視能訓練士科長からのメッセージ
愛情と誇りを持って仕事にとりくむ
視能訓練士は眼(視覚)のスペシャリストとして眼科医療に貢献しています。誰からも信頼される視能訓練士の育成を目指しています。
インタビュー
視能訓練士科の学生
視能訓練士科の卒業生の今
小野田 梨花さん
Onoda Rika眼科勤務
先生方が常に基本をしっかり教えてくださったおかげで自分で考えて行動することができました
私は高校生の時から将来医療分野で働きたいと考え、眼鏡が好き、子どもが好きという単純な理由で、視能訓練士の資格に興味を持ちました。浦和専門学校の授業は午前のみで、午後は復習に十分な時間が取れたり、アルバイトをしたりと自由に過ごせます。
また学生の年齢層が広く、先輩や同期から色々な話が聞け、視野を広げる事ができたのもプラスです。3年生になって臨床実習に出てみると見たことのない最新機器ばかりで焦りましたが、先生方が常に基本をしっかり教えてくださったおかげで自分で考えて行動することができました。現在は県内の眼科に勤務し、主に診察前の問診や検査を担当しています。今後更に知識を深め、小児から高齢者まで眼の健康をサポートできるように頑張りたいと思っています。