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鍼灸師になるのはやめたほうがいい!?しんどいってホント?その理由をご説明します

鍼灸師は、東洋医学を基盤に「はり」と「きゅう」を使って施術を行う専門職です。心身の負担を軽減する施術を実施し、多くの人の生活をサポートできる職業として人気となっています。そんな鍼灸師は需要も高く、学んだスキルは就職・転職に大いに役立ちます。
一方で、鍼灸師になるのは「やめとけ」と忠告されるケースもあります。インターネットでは鍼灸師になることをおすすめせず、止めるような情報を発信しているサイトも少なくありません。はたして、鍼灸師になることはやめた方が良いのでしょうか。

本記事では、鍼灸師になるのは「やめとけ」と言われる理由について解説します。鍼灸師になることに不安を覚えている方は、こちらの情報をぜひ参考にしてみてください。

 

 

【鍼灸師について】
鍼灸師とは、「はり」と「きゅう」を使って身体のツボ・皮膚・筋肉などに刺激を与え、自然治癒力を高めて健康増進を行う職業です。はり・きゅうを使う技術と、刺激することで身体にどのような影響を与えるのかを把握する知識が、鍼灸師に求められます。
心身に疲労を抱えることが多い現代人にとって、癒しを与えられる鍼灸師の需要は高いです。疲労軽減だけでなく、病気やケガの回復などにも役立つため、老若男女問わずに支援が可能です。結果的に鍼灸師の認知度と必要性が向上し、将来性もある職業だと言えるでしょう。
鍼灸師になるには、国家資格の「はり師」「きゅう師」を取得する必要があります。鍼灸師という資格はなく、2つの資格を取得するのが鍼灸師になるための唯一の手段です。基本的にはり師ときゅう師の資格は同時受験して、同時取得を目指します。国家試験は年に1回しかない上、同時受験することで重複する試験科目が免除されるため、同時受験の方が効率良く鍼灸師になれるでしょう。

 

【鍼灸師が「やめとけ」と言われる理由】
鍼灸師は魅力的かつ需要の高い職業ですが、インターネット上では「やめとけ」と言われるケースもあります。鍼灸師にならないように忠告するようなサイトがあることには、さまざまな理由があります。

以下では、鍼灸師が「やめとけ」と言われる主な理由について解説します。

  • 鍼灸師の収入面の問題
    鍼灸師は、収入の面で「やめとけ」と言われるケースがあります。鍼灸師の給料は安く設定されていることが多く、待遇面で不満を持たれることもあります。「仕事には興味があるけれど、待遇に納得できない」といった理由で退職し、「鍼灸師はやめとけ」という結論に至る人もいます。
    一方で、鍼灸師としてスキルを高め、関連資格などを取得することで年収が高まる可能性はあります。また、近年の鍼灸師は美容分野やスポーツ分野でも活躍しているため、転職がしやすい点も注目です。今よりも待遇の良い職場に転職して、年収を一気に高めることも想定されます。
  • 鍼灸師になるためのコストの問題
    鍼灸師になるためには、鍼灸科のある学校に進学する必要があります。鍼灸科で専門知識・技術を身に付けて、国家試験の受験資格を得るのが鍼灸師になる方法です。学校に通うには学費がかかるため、ある程度のコストは必要になります。仮に4年制の大学に進学する場合、トータルで400〜500万円程度かかる可能性があります。
    鍼灸師になる際には、専門学校に進学してコストを抑えることが考えられます。大学と違い専門学校は、3年で卒業が可能です。1年分の授業料が削減される上、就職して収入を得ることで支払った学費をカバーできます。経済的な理由で鍼灸師になることが難しい場合には、専門学校への進学がおすすめです。
  • 福利厚生が整っていない職場も多い
    鍼灸師が就職する鍼灸院は、個人オーナーによって経営されているケースも多いです。大企業のように福利厚生が整っていないこともあり、職場に不満を持つ人が増えることが懸念されます。また、個人経営の場合育成制度が整備されていないことも多く、就職してから効率良くスキルを学べない可能性もあります。そういった職場の対応によって、鍼灸師になることを「やめとけ」と忠告する人がいると想定されます。
    就職時には福利厚生などの待遇がしっかりとしている職場を選べるように、学校の支援制度を活用するのがポイントです。専門学校はさまざまな職場にパイプを持っているケースが多く、就職前に内情を確認しやすいです。就職してからもギャップに苦しむことなく、働ける可能性が高まるでしょう。
  • 体力的に「しんどい」と感じることが多い
    鍼灸師の仕事は身体を酷使するため、体力的に「しんどい」と感じることもあります。鍼灸院によっては仕事帰りの人をターゲットにして、遅くまでお店を開けていることもあります。長時間労働が当たり前になっている職場に就職してしまうと、自分の心身が疲弊して仕事を続けられなくなる可能性もあるでしょう。
    体力的に「しんどい」と感じる際には、転職を意識することが重要です。鍼灸師としてしっかりと学んだバックボーンがあれば、短期間で転職を成功させることも可能です。無理をして身体を壊すとその後に影響を及ぼすこともあるため、素早く見切りを付けて自分に合った職場を探すのがコツです。

 

【鍼灸師として働くのは「しんどい」のか?】
これまでの鍼灸師は、職場によって長時間労働を強いられることもありました。しかし、近年は働き方改革などの影響によって、労働者の負担は少しずつ軽減されています。過去の状況とは異なり、働きやすい職場も増えているのです。
過去の労働環境を元にした「やめとけ」といった忠告があっても、現在では変わっている可能性が高いです。そのため今から鍼灸師を目指すことは、必ずしも「しんどい」結果にはつながらないと言えるでしょう。

 

【まとめ】
鍼灸師は現代社会にとって、心身に癒しを与える重要な職業となっています。肉体疲労に悩む人やケガの回復を早めたい人にとって、鍼灸師の存在は欠かせないものになり得るでしょう。さらに美容業界やスポーツ業界での需要も高まっているため、今後さらに活躍の幅が広がる可能性があります。将来性を加味して、鍼灸師を目指すこともおすすめです。
「鍼灸師はやめとけ」という情報があることは事実ですが、少しずつ業界の対応は改善され、働きやすい環境が作られています。現代においては鍼灸師の仕事は、必ずしも「しんどい」ものになるとは限らないでしょう。
鍼灸師としてスムーズに働くためには、専門学校で高いスキルを学び、即戦力として活躍できる能力を育むのがポイントです。「浦和専門学校」の「鍼灸科」では、少人数制による学習と充実した実習によって、スムーズに鍼灸師に必要な能力を身に付けられます。
まずは「浦和専門学校」「鍼灸科」の情報をご確認いただき、鍼灸師になるための将来を具体的に考えてみてはいかがでしょうか。

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