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鍼灸師で食べていくのは難しい!?その実態を解説します!

鍼灸師は専門スキルを活用し、人々の心身の疲労軽減や健康促進をサポートする職業です。多くの人々が鍼灸師のいる鍼灸院に通い、身体の疲れを取ったりケガの回復を早めるための施術を受けたりしています。鍼灸師は専門知識・技術を豊富に持つため、将来的にさまざまな分野で活躍できる可能性もあります。

そんな魅力を持つ鍼灸師ですが、「鍼灸師では食べていけない」というネガティブな意見もみられます。高い需要がありながら、なぜ鍼灸師では食べていけないという不安が広まっているのでしょうか。

 

本記事では、「鍼灸師では食べていけない」という意見の真偽と、鍼灸師として活躍するためのポイントについて解説します。鍼灸師を目指しているけれど、将来に不安を覚えるという方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

【鍼灸師として働くための方法】

鍼灸師は、「はり師」「きゅう師」の国家資格を持つことで就職できる専門職です。国家資格の取得が必要になるため、専門学校などの鍼灸科に進学し、知識・技術の習得と受験資格の獲得が求められます。独学で学んでも受験ができないため、鍼灸師を目指すのなら専門学校などへの進学を考えるのが第一歩です。

鍼灸師として働く際には、専門性の高いスキルに加えて、患者さんに寄り添う気持ちや学習を継続する意欲なども必要となります。鍼灸師の仕事では患者さんの容体を見抜き、適切な施術を提案する能力も認められます。そのため施術のスキルに加えて、コミュニケーション能力やプレゼン力を鍛えることが働く際には重要です。

 

 

【鍼灸師では食べていけない?】

鍼灸師として働く人は多く、2020年には18万人を超える人がはり師・きゅう師の資格取得・登録を行っています。それだけ多くの人が鍼灸師として働ける状態にある一方で、「鍼灸師では食べていけない」という意見もあります。将来性を不安視する声もあるため、鍼灸師になることを躊躇する方もいるかもしれません。

「鍼灸師では食べていけない」というネガティブな意見が出る背景には、さまざまな理由が考えられます。

 

 

【待遇面に不満を感じている人がいる】

「鍼灸師では食べていけない」ということは、待遇面に不満を感じている人がいると想定されます。給与が少ない、昇給の額が物足りないといったことが続くと、将来に不安を覚えて「食べていけない」と結論づける人が増えると考えられます。

鍼灸院はその需要の高さから、近年その数が増えています。そのためなかには、売上を従業員に還元しない職場もあります。そういった職場に就職すると、待遇の悪さから鍼灸師の仕事が嫌になってしまう人もいるでしょう。

しかし、当然ながら鍼灸院のなかには、従業員のことを考えて高待遇を用意している職場もたくさんあります。特に専門学校などでしっかりとスキルを学び、戦力として将来性のある鍼灸師に対しては、高い給与を提示するケースも珍しくありません。

 

 

【鍼灸師として食べていくには卒業後の努力も大切】

専門学校などで学び、国家資格を取得することは、あくまで鍼灸師になるための方法に過ぎません。そこから食べていける鍼灸師になるには、卒業後も積極的に知識を学び、技術を磨いていく必要があります。ただ言われるがまま働くだけでなく、自分から意識して働き方やキャリアプランを考えていくことが必要になるのです。

鍼灸師も多くの技術職と同様に、スキルの高い人材ほど評価されます。他の鍼灸師に負けないレベルのスキルを身に付け、それを積極的にアピールしていくことが、鍼灸師として食べていく際に必要となるプロセスです。そういった鍼灸師として生活していくための基本・ポイントを知ることが、これから鍼灸師を目指す人にとって重要なものとなります。

 

 

【鍼灸師として食べていくためのポイント】

鍼灸師として生活し、食べていけるようになるには、いくつかのポイントを理解する必要があります。決して難しいことではないため、しっかりと事前準備ができれば鍼灸師として食べていくことが叶います。

以下では、鍼灸師として生活していくためのポイントについて解説します。

 

  • 就職活動に力を入れる

鍼灸師として食べていくためには、就職活動にしっかりと力を入れるのがポイントです。就職活動に妥協し、待遇の悪い職場に就くことになると、生活に困る可能性も出てきます。精神的な負担が増えるケースも多く、鍼灸師として働き続けるのが難しくなることも考えられます。

就職活動は、自分らしく働ける職場を見つける重要なステップです。早めに自分にマッチする職場の条件を確定させ、理想の就職先を絞り込むことがポイントです。

また、就職活動の際には学校の就職支援などを活用し、自分に最適な職場について考えるアドバイスをもらうのも重要となります。就職先とつながりの強い学校であれば、自分に合った職場を紹介してくれる可能性もあります。

 

  • 鍼灸師としてのキャリアプランを明確にする

鍼灸師として食べていくには、就職後どのように働くのか、将来どうなりたいのかといった、キャリアプランを構築することがポイントです。鍼灸師になることをゴールに設定するのではなく、自分が納得のいく働き方やポジションを手に入れることが、目標となります。

就職だけを目指して鍼灸師になると、その後の目標がなくなり、仕事に対するモチベーションが低下する恐れがあります。それは結果的に鍼灸師としてのスキルを学ぶ機会の喪失につながり、「食べていけない」という状況に陥るきっかけになってしまいます。

「鍼灸師の仕事に役立つ資格を取得する」「開業して自分の鍼灸院を持つ」といった、将来のプランを考えてみると良いでしょう。

 

  • 将来性のある業界をチェックする

鍼灸師は近年、美容業界やスポーツ業界でも注目されています。はり・きゅうを使って美容効果を引き出す美容鍼灸で働いたり、スポーツ選手のケガの回復などをサポートするスポーツ鍼灸で仕事をしたりすることが考えられます。そういった将来性のある業界を把握し、就職・転職に備えるのも食べていくための方法です。

今後も鍼灸師のスキルが、別の業界で役立つようになる可能性があります。鍼灸師の仕事に関する動向はこまめにチェックし、より需要のある業界にシフトしていくことが食べていくためのポイントです。

 

 

【まとめ】

鍼灸師は東洋医学の知識・技術を活用し、人々の疲れを癒せる貴重な職業です。その需要は幅広い業界で認知され、将来性にも期待がされています。一方で、「鍼灸師では食べていけない」といった声が聞かれることもあります。しかし、働き方やキャリアプランをしっかりと考えておけば、鍼灸師として生活していくことは決して難しくありません。この機会に鍼灸師として働くポイントをチェックし、具体的な将来設計を始めてみてはいかがでしょうか。

鍼灸師を目指す際には、「浦和専門学校」の「鍼灸科」への進学がおすすめです。鍼灸師として働くために必要なスキルを充実した環境で学べるため、就職に向けた備えが効率良く進められます。

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